骨粗鬆症の治療
骨粗鬆症とは閉経後にエストロゲンという女性ホルモンが低下する事で骨がもろくなって起こる病気です。男性でも骨粗鬆症は起こりますが、女性に圧倒的に多い病気です。転倒や重いものを持った事などで、腰椎圧迫骨折や大腿骨頸部骨折を起こし、介護が必要になる頻度が高くなる事が分かっています。
当院院長は新しい活性型ビタミンD3であるエディロールの併用療法に対して、日本骨粗鬆症学会で日本で初めて発表をしました。その後も研究を続け、日本骨粗鬆症学会認定医として骨粗鬆症に対して取り組んでおります。
薬物療法などの治療の対象になる基準は脆弱性骨折がない方の場合、骨密度が若年成人平均値70%以下であれば、骨粗鬆症と診断され、薬物治療の対象となります。
骨密度測定は当院ではデキサ法という正確な方法で測定できて、すぐ結果が出ますので
腰痛が改善しないなど気になる症状がある方は相談していただければと思います。
日本は先進国の中で唯一、大腿骨頸部骨折が増加しており、まだまだ骨粗鬆症の治療に関する認識が足りないようです。
現在は骨粗鬆治療薬も効果のある薬がたくさん出てきております。
正しい食事や適度な運動を取り入れた生活、生活習慣病の治療などをした上で骨粗鬆症の投薬開始基準に入っている場合は最適な薬を使用して骨粗鬆症の治療を開始する事が重要です。